日本の内閣総理大臣は国民による直接選挙ではなく、国会の国会議員の中から指名されます。指名選挙は、衆議院と参議院それぞれで記名投票を行い、過半数を得た候補者をそれぞれ指名します。両院の指名が異なる場合は両院協議会が開かれ、それでも意見が一致しなければ衆議院の決議が優先され、その候補者が内閣総理大臣に指名されます。この指名後、天皇による任命を受けて正式に就任します。衆議院議員の任期は4年であり、4年経過後は再選挙がおこなわれ、30日以内に特別国会で総理大臣の指名選挙が行われます。 最近の例では、2025年10月21日に石破総理大臣の後任を決める指名選挙が臨時国会の召集日に行われることが与野党で合意されました。これは石破内閣の総辞職に伴う指名手続きです。 まとめると、
- 総理大臣は国会議員の中から国会で指名される(直接選挙ではない)
- 衆議院と参議院で過半数を得た者を指名
- 両院で指名者が異なれば協議会で調整、最終的に衆議院の決議が優先
- 指名後、天皇の任命で正式に就任
- 衆議院の任期は4年、任期満了後は再選挙して30日以内に指名選挙
- 最新の指名選挙は2025年10月21日に臨時国会召集日に実施予定
この仕組みは日本国憲法第67条などに基づいています。
